カフ圧管理とは●挿管チューブや気管カニューレの先端に風船状の袋をカフといいます。 ●カフの役割は、人工呼吸器を使用している患者さんが、人工呼吸器の呼気が上気道への漏れ出るのを防止して、正常な換気量が確保できるようにします。 ●カフは気管壁に適正な圧力で接触することが重要です。それは、気管壁の圧迫や気管壁との隙間が生じると、障害が発生するためです。 ●カフ圧が低い場合は、気管壁とカフの間に隙間が生じて、呼吸の漏れや唾液の流れ込みが生じます。 ●カフ圧が高い場合は、気管壁を圧迫して気管粘膜部の血流の流れを阻害したり、徐々に気管壁を広げて変形させる恐れがあります。 ●そのため「カフ圧管理」は非常に重要です。 ●カフ圧を管理する機器として、①カフ圧調整器、②カフ圧自動調整器 があります。
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カフ圧管理について